迷走する日本のミサイル防衛。導入が決まった新イージス艦が“令和の戦艦大和”と揶揄される理由
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「大和」はその冗長性を生かして導入された最新の冷房施設や冷蔵庫、
ラムネ製造機などが他艦乗組員の垂涎の的になる一方で、
一般の将兵からは「出撃しない大和ホテル」、「無用の長物」と揶揄されることが多かったという。
現代の巨大イージス艦に話を戻そう。激変する安全保障環境に対応するため、
さまざまな装備を搭載しようという企図は一見、合理的である。
だが、新型イージス艦はそのためにずんぐりとした歪な巨体となってしまった。
既存のイージス艦8隻や他の水上艦が30ノット(時速55.6キロ)にもかかわらず、
新型イージス艦は巨船であるがゆえに18ノット(33.34キロ)にすぎず、
これでは鈍重すぎて敵潜水艦から守るために護衛なしの単艦行動は難しいだろう。


遅いなら速くすればいい