アダプティブエンジンは、WR-21ガスタービンと同じ香りがする。
効率よく見えて、システムの複雑さと重量・コスト増が見合わない。
https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/2002/00258/contents/011.htm

飛行速度から来るラム圧で総圧力比は上昇する。上がりすぎると燃焼器入口温度や
高圧タービン入口温度の制限を超えるので、今のジェットエンジンは、
高速時でも制限オーバーしない様に総圧力比を下げるか、
多すぎる吸気を燃焼室に入れない様に燃焼室手前にバイパスドアを設けて逃がす。

燃焼室の流量を変えるというのは、
・高速・低バイパス時しか使わない、離昇・低速・巡航時には無駄な燃焼室を付ける。
・高速時の大流量に合わせたら離昇・低速・巡航時は総圧力比スカスカ。
・離昇・低速・巡航時の流量に合わせたら高速時は吸気を逃がさないと総圧力比過大。
どれをとってもまともな結果にはならない。

シンプルに考えれば、高圧タービンと低圧タービンの間にバイパスドアを設け、
・離昇・低速・巡航時は低圧タービンに目一杯喰わせて低圧ファンをぶん回し、
高い総圧力比を確保しターボファンとしての効率を高める
・高速時には排気の一部を逃がして高排気速度を確保すると共に、
低圧ファンの仕事量を減らし回転速度を落とすことで総圧力比過大を防ぐ
これでいい気がするが。