https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092500099
ロシア、死者に招集令状 狙われる少数民族―ずさんな部分動員・ウクライナ侵攻
2022年09月25日20時31分

◇差別
ブリャート共和国はモンゴル系のブリャート人が人口の約3分の1を占める。
徴兵忌避の支援活動を行っている「自由ブリャート基金」のガルマジャポワ代表は
「ブリャートでは『部分動員』ではない。誰も彼も徴兵しようとしている」と差別を訴えた。

21日の夜だけで、4000~5000人に招集令状が届けられたという。なぜか令状は夜に届けられることが多い。
ウランウデ近郊オロンゴイ村は人口1700人程度とみられているが、住民によると、106人に招集令状が届いた。
ガルマジャポワ代表は「反戦デモが起きたサンクトペテルブルクやモスクワは触らないようにしている」とプーチン政権を批判した。

独立系ニュースサイト「バージニエ・イストーリー(アイ・ストーリーズ)」は、
部分動員令が出る前から、ウクライナで死亡した兵士はブリャートやカフカス地方のダゲスタン出身者が多いと伝えていた。

どちらもロシアでは貧しい地域として知られ、同じ期間で比較して、
死者数はブリャート259人、ダゲスタン277人に対し、モスクワ出身者は10人だった。