侵攻支持の人には「吐き気」 元ロシア将校、フィンランドへ脱出
https://news.yahoo.co.jp/articles/6534750ff8eb040f69d87ca25243fbeaf464917e


「スラブ人の兄弟・姉妹を殺したくない」と、アレックスさんはフィンランドの質素なホテルの部屋でAFPに語った。

「この戦争を支持するロシア人が存在することに吐き気がする」
アレックスさんは、ロシアに残してきた妻子の身を守るため、身元を完全には明かさないことを条件にAFPの取材に応じた。

「家族は人質だ。もし自分が顔を出せば、投獄されるだろう」と話す。
ITエンジニアだったアレックスさんは、動員令が発表された翌日の22日にフィンランドに入った。
8年間、軍にいて、将校だったことから、真っ先に前線に送られることを危惧したという。

22日には、サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で行われた抗議デモに参加した。
そのデモで、自分にとって「すべてが変わった」と話す。参加者があまりにも少なかったからだ。

ロシアのためにできることは何も残されていないと分かり、この国はじきに崩壊すると確信した。
「私はロシア軍がどういう組織かということを内側から知っている。プーチンは必ず負ける」と指摘する。
なぜなら「戦おうとしない奴隷は、一生、誰にも勝てない」からだ。