ロシアの兵器生産の問題についてはこんなのも

ロシア軍の当初の計画では2020年を目処に最新のアルマータシリーズの内T14 MBTを2300両程度、
T-15 IFVや2S35自走砲も相当数配備する予定だった。

だが、いまウクライナで戦っているのはもっと以前に生産された型とその改修型。
なぜか?クリミア侵攻後に制裁を受けたからだ。

アルマータシリーズもその他新型軍用車両もフランス製照準器を始め西側のパーツがつかわれ、
尚且つ製造するために使うハイエンドな工作機械もドイツ製を中心とする西側製だった。
https://avia.blog.jp/archives/15401677.html (これは航空機事情に詳しい人のブログ、ロシアの西側工作機械依存がわかる)

西側のパーツや製造機械なしでは、いくらオイルマネーがあっても国内で生産できず、中国で代替品を探すこともできなかった。
かと言って古い型の製造ラインの復活させようにも、ノウハウを持った工員など残っていないし、そもそも工場がウクライナにあったりと、まず不可能。

T-72を B3以上にアップグレードできたのはこの10年間で300両程度。そして写真の証拠があるだけで、220両がすでに失われた。
https://www.oryxspioenkop.com/2022/02/attack-on-europe-documenting-equipment.html

だから制裁は効果がある。ロシアにもう高性能の車両を作る力は残されていない。