なお自衛隊は正面装備で予算を使い潰してきたため、
後方装備や整備関係はかなり脆弱な模様



自衛隊が保有する装備品の半数は非稼働、
弾薬備蓄の大半が北海道のまま
https://grandfleet.info/japan-related/half-of-the-equipment-owned-by-the-self-defense-forces-is-not-in-operation-most-of-the-ammunition-stockpiles-remain-in-hokkaido/


日経新聞の説明によると
「空自では編隊訓練に必要な機体を用意するのが困難で、
陸自や海自でも同じような問題に悩まされており、
航空機や戦車といった装備品の稼働率が大幅に低下している」と指摘、
防衛省が非公式に調査を行った結果
「自衛隊が保有する装備品の内50%が稼働状態、
残り25%が整備中、
残り25%が修理に必要な部品や予算がない整備待ちに分類され、
予算不足でスペアパーツの確保が困難なF-2は共食い整備が日常化、
整備待ちに分類される機体には深刻な問題が潜んでいる」と報じている。

2022年度の維持・整備には1兆1,000億円(防衛費全体の約20%)が投じられているものの
「積み上がった整備待ちを解消するには2兆円以上が必要」と報じており、
仮に自衛隊が保有する航空機の稼働率が50%前後なら「相当低い」と言わざるを得ない。

因みに米空軍でも「老朽化した航空機の稼働率が低い」と問題になっているが、
それでも60%後半~70%台で推移している。

さらに日経新聞は弾薬の備蓄量や備蓄場所の課題について言及、自衛隊幹部は
「もし南西諸島で有事があればミサイル迎撃に使用する迎撃弾(恐らくPAC-3やSM-6を指している)が数日も持たない」
と明かしており、今だに弾薬備蓄の70%が冷戦時代のまま北海道に保管されているため、
中国の脅威が迫る九州や沖縄に保管されている弾薬は全体の10%以下らしい。