行動経済学のプロスペクト理論では、「合理的に考えれば無謀とわかっていても
現状維持よりはわずかながら可能性がある」時に、不合理な選択が行われることがあるという。

これに加えて、抜きんでた指導者がいない「集団意志決定」の状態下では極端で明確な意見が好まれ
集団の構成員がリスクを冒す方向に流れてしまう「リスキーシフト」が起きやすいことが社会心理学の研究でわかっている。