アニメ「邪神ちゃん」違法アップロードを〝味方〟にし広告費回収 「狂っている」と話題
10/4(火) 10:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b73e85f976fd2f1522902c9c23431b57f4ada0f5
製作委員会とKADOKAWA、ドワンゴは、KADOKAWAが提供する二次創作の
管理・収益分配サービス「二次クリエイターサポートプログラム」(CSP)と、
ドワンゴが運営する動画コミュニティサービス「ニコニコ」内のクリエイター向けポータルサイト
「ニコニ・コモンズ」を利用し、アニメ「邪神ちゃん」本編の二次創作の管理を開始すると発表。
「二次創作ガイドライン」に沿って、ユーチューブおよびニコニコで、切り抜き動画や
解説・考察動画などの公開、収益化が可能に。製作委員会に収益の一部を分配した上で、
収益を得ることができる。
「邪神ちゃん」は7月に、第1話で人気バーチャルシンガー・初音ミク登場シーンの
違法切り抜き動画が、550万回以上も再生されたことをきっかけに、
違法アップロードとの〝戦い〟をスタート。アニメ放送前に未放送の切り抜き動画を
公式ユーチューブチャンネルに投稿する「公式にしかできない対策」を実施し、再
生数で違法動画を上回った。
一方で、「邪神ちゃん」宣伝プロデューサー・柳瀬一樹氏によると、中小サイズの
違法アップロードは月間1000件以上発生していたという。柳瀬氏は「これらを発見し、
逐一報告したとしても1円も得ることができない上、管理コストは無限に発生する状態。
せっかくこんなに無料で、無尽蔵に邪神ちゃんが広がっていく力があるのであれば、
それと戦うのではなくこれらを全て『邪神ちゃんの宣伝』という認識にすればよいのでは?と思いました」と
〝敵との共闘〟を考案した。
「邪神ちゃん」3期は全12話の放送が終了した9月30日に「二次創作ガイドライン」を発表した。
切り抜き動画を含む二次創作動画投稿を奨励することで、放送終了後も話題が継続し、
続編となる4期実現に向けて、同作の認知が広がることを願っている。