まだ現実逃避の話をしてるのですか?

F-3にしろテンペストにしろ搭載部品でさえコストの安い既存品が使えるとこなんて限られている
どちらも世界最先端の性能を狙う野心的な意欲作も目指してますから
射出座席や一部の搭載品は安い既存品を使うことは可能かもしれないが
ほとんどの部品は新規で開発・生産しないといけないものばかりです
例えばエンジンにしたってF-3にしろテンペストにしろ既存エンジンでは必要な性能を達成できないでしょ?

ここでポイントになるのはF-3の方が先に設計を進めないといけない状況にあるということ
事実上、日本はテンペストの開発された製品はあてにできない
最悪の場合はテンペスト計画そのものが中止になる可能性だってあるのだから
そしてテンペストの設計は2020年代後半にならないと始まらない
かといってテンペストの方も仕様も決まらず設計スタートはだいぶ後なのに日本との約束に縛られるのは好ましくない
出資国や購入希望国の動向次第ではテンペスト陣営も仕様を変更する必要が出てくるかもしれないから

これでは防衛省もテンペストとの協力に過度な期待は持てなくなったというのが実情ですよ
それが概算要求にも如実に出てしまっている
過去に色んな売り込みや提案があったにしろ、イギリスがデモ機を制作すると決めた時点で
日英協力も差し障りのない分野に限定されてしまったということです
後は将来的に協力できそうな分野は協力しましょうという約束をするくらいしかできなくなった
例え防衛省が日英協力に乗り気だったとしても、ただちに設計に入れないのなら協力は限定的なるのは当然
何故、この状況で機体共通化に突き進めると考えてしまうのか不思議

そして防衛省は開発方針・開発体制の変更の手続きは一切してない
日英交渉も協力の全体像の合意を目指して議論を加速すると5月頃の話の繰り返し