ここでは、ロシアによる動員を懸念する声もある。ロシアは今後数カ月で、さらに多くの兵士を戦場に送り込むはずだ。
新兵がどれだけの訓練を受け、どれだけの装備を持ってくるかは不明だ。だが、ウクライナ側が心配しているのは質ではなく量だ。
ウクライナはすでに数の上では劣勢だ。バフムートをめぐる戦いでは、無限に補充されるかのようなロシア兵と相対してきた。軍広報担当のイリナによると、8月には立て続けに5回、ロシア兵が押し寄せて来たという。
「彼らはひたすら前進してくる。まったく止まらない。発砲や砲撃にも反応しない。捕虜にした中には、ワグネル(ロシアの雇い兵組織)から送られた人もいた。彼らはいい武器を持っていた」とイリナは言う。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63113869