ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-october-10
ロシア軍は、ウクライナの20以上の都市に対して大規模なミサイルの連携攻撃を行った。
プーチン大統領は、このミサイル攻撃はケルチ海峡橋の爆破に対する報復であると主張し、「戦争賛成派」の機嫌を取るためでもあったようだ。
ロシアとベラルーシの地上軍は、北側のベラルーシ領からウクライナを攻撃する可能性は依然として低い。
ウクライナ軍は10月10日現在、ルハンスク州西部の200平方キロメートル以上の地域を解放した模様だ。
ロシア軍は、ケルソン州北西部で最近失った領土を取り戻す試みは失敗し、損傷した部隊や急遽動員された部隊で付近の陣地を強化する一方、継続した。
ロシア軍はドネツク州で地上攻撃を続けている。
ロシアと占領行政当局は、最大4万人の住民をケルソン州からロシア占領下のクリミアとロシア連邦に移動させるための条件を整えつつある。
ロシア軍は動員された部隊に補給できない。契約兵士や司令官による長年の補給物資の盗難が原因であろう。