プーチン大統領としては、クリミア大橋爆破とその報復としてのウクライナ全土に対しるミサイル攻撃は、
確かに「エスカレーション」させたのだと考えられます。
具体的には、いままで避けていた外国資産、この場合はほとんど公館や出張所の類ですが、
特に、EUやG7系の国のそれを避けた攻撃をおこなってきたものが、今回の攻撃では、
EUAM事務所や、ドイツ領事館、ルーマニア大使館などに被害が出るに及び、
この「エスカレーション」に対して、怯む国が出ることを期待したものだとすればロシア的には合理的です。
ところが、ウクライナ側の反応ははやく、絶対に強硬な反応が来るであろうポーランドやバルト三国、
NATOのストルテンベルグ事務局長と会談の上で、基地通りの強硬な反応を引き出すことに成功し、
ドイツやフランスに代表される、EUやG7の融和論・妥協論を封じることに成功したということになります。
ここ数日の流れは、こんな風に考えるのがいいのかなと思いました。
こんばんは。