あだなは「アルマゲドン将軍」 ウクライナ侵攻の新総司令官、スロヴィキン将軍とはどんな人物か

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-63238056
以下抜粋
「残忍で、非常に強硬で不快な人物」という評判は30年以上にわたって確立されてきたと、
イーストアングリア大学のウォルドロン教授は言う。

こうした人間性は戦場でも、戦場以外でも垣間見える。

米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)によると、士官学校を卒業してわずか2年後の2004年、
政治的見解を理由に部下の兵士1人を殴打したとされたが、兵士は後に訴えを取り下げた。

同年、親ロシア政権の新聞「コメルサント」は、スロヴィキン氏が大佐の1人を呼びつけて叱責したと報じた。直後に兵士は銃を使って自殺したという。

プーチン氏の盟友でロシア・チェチェン共和国トップのラムザン・カディロフ氏や、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」創設者エフゲニー・プリゴジン氏は、
スロヴィキン氏を称賛する。「プーチンのシェフ」の異名をもつ実業家のプリゴジン氏は、スロヴィキン氏はロシア軍で「最も有能な司令官」だと述べた。

おそらくプーチン氏は「象徴的な任命」を行ったのだろうと、ウォルドロン教授は話す。

「残忍だという世評を得た人物を起用したわけだ。プーチン氏はこれ以降どのように戦争を進めていくつもりか、
ウクライナに合図を送ろうとしているのだろうか」