クリミア侵攻前
ロシアと協力していた外国メーカーは(例えばフォード)
部品のロシア国内調達率を上げるようにしてきたけど
できるのがシート・窓ガラス・タイヤ・ワイパーくらいで
他の部品の現地調達率はまともに達成できず
できても不良品が多すぎて投げていた状態
(ノックダウン生産はできる)

他国メーカーとのEV製造でも電子製品やエンジンは全部輸入
それでも自動車はマシな方で家電は壊滅

ロシアの産業界も危機意識は持っていたものの
冷戦終結とソ連崩壊でメーカーが軒並み潰れて
分野によってはゼロスタート同然もあって
冷戦の敗北は西側が考えていたよりシビアなのかもしれない
その意味だけにおいてプーチン・ロシアが冷戦に対して
恨み節なのは多少理解できる

宇露戦争直前にロシアも一抹の不安があったみたいで
国内での製造率をあげようとしてたけど上に書いた状況に加えて
唯一の希望だった中国企業はただでさえ市場の小さいロシアと
制裁で共倒れになるのは嫌がって撤退が相次ぎ
東欧の製造工場のポーランドに頼る事はできないし
今の惨状につながる

おそらく敗戦後ロシアが冷戦後程度でも復活することはないだろう
それすらも許されなくなる
その意味で欧米がウクライナを援助するのは非常に合理的