ウクライナのレズニコフ国防相は14日、ロシア軍が今年2月にウクライナに侵攻して以来使用した精密誘導ミサイルの種類と内訳をツイッターで公表した。ロシア軍が保有しているとされるミサイルのうち、既に3分の2を使い果たしたと主張し「ロシアの非武装化」が進んでいると皮肉った。

レズニコフ氏は、侵攻前のロシア軍には計1844発があったが、今月12日時点で残っているのは609発だと指摘。「ウクライナの民間施設に対し、数百発の高精度ミサイルを使ったため、軍事目標への攻撃能力を低下させている」とし、「ロシアの敗北は避けられない」と述べた。
ロシア軍は弾道ミサイル「イスカンデル」を900発所有するが、124発しか残っていない。海上発射型の巡航ミサイル「カリブル」は500発中、残りは272発。戦略爆撃機から発射する巡航ミサイル「KH101」と「KH555」は計444発のうち、使用可能なのは213発だとしている。
https://www.sankei.com/article/20221015-FPRTZ47NB5NLVBJBF4R244XXUM/