南ウクライナ:(ヘルソン州)

ウクライナ軍当局は10月20日、ヘルソン州で進行中のウクライナ軍の反攻行動について、
限定的な見解を示した。ウクライナ南部作戦司令部は、ウクライナ軍が前線全体で活動し、
ロシア軍が防御策を講じ、再編成し、要塞を建設し、ウクライナ軍の進攻が予想される地域を採掘していると報告した。
ウクライナ参謀本部の主要作戦部副部長であるオレクシー・フロモフ准将は、
ロシアが進行中のウクライナの反撃から守るためにヘルソン「方向」に最大45の大隊戦術群(BTGs)を集中させていると指摘した。
さらにフロモフは、ヘルソン市の約40km北のブラホダツネ周辺でウクライナ軍が戦術的地位を向上させていると報告したが、
さらなる詳細は明らかにしなかった。

ロシアの情報源は、ウクライナ軍がヘルソン州北部で前進していることを示した。
ロシア国防省(MoD)は10月20日、ベリスラフの北約30kmのスハノベ周辺でウクライナ軍がロシアの防衛線に侵入したことを認め、
ロシア軍が攻撃を撃退したと主張したロシアMoDは、ロシア軍がスハノベの北西8km、ベリスラフの北40kmにある
ピアティカトキーを攻撃したとし、ウクライナ軍がその居住地を制圧したことを確認したとも述べた。他のロシアの情報源は、
ウクライナ軍がノヴァ・カミアンカ地区からベリスラフに向けて、その地域のロシアの防衛を突破しようとしたと報告したISWは、
これらのロシアの主張の独自の検証を観察していない。

ウクライナ軍はさらに、10月20日にヘルソン州のロシアの軍事資産と集中地区に対する進行中の阻止作戦を継続した。
ウクライナの南部作戦司令部は、ウクライナの攻撃が10月19日にベリスラフ周辺の2つのロシアの弾薬庫を破壊したと述べている。
ノヴァ・カホフカの住民からのソーシャルメディアの映像や報告は、10月20日にその地域で
ウクライナの攻撃に続いて爆発があったことを示した。