ザポリージャ方面のロシア軍砲兵部隊は姿を消した
対砲兵戦でウクライナに射程で劣勢に立たされ、中隊編成ながら7個を破壊された事が原因とも考えられるが
より積極的な部隊運用の可能性がある

ロシア軍による冬季作戦の方針は下記の通りと思われる
1.戦線の再編と予備兵力の捻出
2.ウクライナの攻勢に対する陣地強化
3.バクムート方面での攻勢維持

しかし、戦力の再編と補充はウクライナ軍も行っており、ヘルソン方面の機械化旅団への戦車の充足も定数に近づいている
これは機甲旅団に依存せず、戦車の直接支援による柔軟な攻撃力が上がった事を意味する
歩兵中心の補充を行うロシア軍とは、機動・突破力に差が広がりつつある
このウクライナ軍を破砕するためには砲兵火力が必要となる

ロシア軍は防衛的な戦略目標と作戦術を選択したと考える
その上で、春季の反攻作戦のための機甲旅団と砲兵部隊、航空支援の3つを準備できるかが課題