どうなのこれ?

防衛装備品、維持費が購入費の最大5倍弱 コスト管理甘く運用支障も

 防衛省が指定する航空機などの重点装備品の費用を朝日新聞が調べたところ、16品目中12品目で廃棄前までにかかる維持費が購入費を上回り、最新鋭機では最大5倍近くにのぼっていた。見通しの甘さなどから維持費は膨らみがちで、現場では運用に支障をきたすケースも出ている。

 防衛省はコスト管理のため、重点装備品(22品目)について、構想段階から廃棄までの総費用「ライフサイクルコスト(LCC)」を算出し、公表している。総費用のうち維持費として開示されるのは、修理サービスや予備部品に対しての費用、企業への技術支援費などだ。廃棄まで20~40年間にわたってかかる。

 この資料を朝日新聞が分析したところ、購入費と維持費を比較できるのが16品目で、うち12品目は維持費が購入費を上回った。
https://www.asahi.com/articles/ASQBT73FWQBKULFA02B.html