#グレブ・バゾフ氏とのQuestionAnswerSLG。

ConsulTimeoutです。こんにちは。ショイグ氏の発言は賢明な判断だったと思われますか?30万人という数字が突破されたという報道が時折なされています。また、特定の地域が過剰に動員令を出したというニュースも耳にします。30万人という数字は、実際にはもっと多いのか、少ないのか、どうなのでしょうか。

ショイグの発言は、官僚の判断である。官僚制度は、他のシステムと同様に、その時々の緊急事態よりも自分自身のルールや指示を優先する。どんな官僚やヒエラルキーも説明責任を必要とするが、説明責任があるように見えるだけでもいいのだ。

ショイグは、上司であるプーチンから命じられた任務の完了を報告したのである。現状では、すでに約7万8000人の動員兵力が前線に投入されている。その結果が、このところのウクライナの攻勢作戦の呆気なさに表れている。ウクライナ軍によるクラスニー・リマン睨み合いとベリスラフ(クリボイ・ログ)方面の「ガマ跳び」以降、ウクライナ軍による成功は報告されてない。全てはシーソー・バランスの中にある。これが潮の変わり目というものだ。 流れが引きに変わり、またその逆もある。

ウクライナのますます絶望的な攻撃を、ロシアがどこまでも守り抜くことができたのは、戦線に到着した7万8000人の動員兵のおかげである。彼らは、流れを変えた英雄たちである。彼らの名前に賛美がある。

30万人の動員とは別に、さらに8万人以上の志願者がウクライナでの戦いに名乗りを上げている。その中には、動員を監督した実際の軍人の採用担当者も多数含まれている。また、戦線に送られるのを見た個人が、自ら進んで戦地に赴くこともある。何千人もの経営者、政府職員や役人、そして膨大な数の一般市民が戦地に赴いた。なぜなら、彼らはファシズムの災禍を世界から取り除くことを信じているからだ。

動員された実際の数字は30万人で、おそらくもっと多いかもしれない。ロシアの官僚が得意とすることは、スタハノフ流の計画を上回ることである。ロシア官僚の得意技といえば、スタハノフ流に計画を上回ることである。8万人余は、上層部以上である。そのうちの何人かは、ストレルコフのような志願兵や傭兵大隊に加わっている。その他は、彼らを最も必要とするロシア軍の部隊に割り当てられている。

ロシアは今後1年間、動員の波を繰り返すことになる。少なくともあと2回は行われ、ロシア軍人の総数が100万人近くになる。このことは、(恥ずべき)和平や停戦という、考えられないことが起こった場合にのみ起こることではない。現在の動員は、もし拡大されれば、ドンバスの解放とニコライエフの奪取を完了するには十分かもしれないが、後者は推測に過ぎず、ケルソン劇場でウクライナ参謀本部が重大な間違いを犯した場合にのみ実現することになる。しかし、380k以上の戦力は、流れを変えるのに十分だろう。ウクライナの大失敗はともかく、現在の追加動員された兵力では(ニコライエフとドンバスに加えて)ザポロジエを奪取することはできないだろうし、少なくともそのために動員は継続しなければならないだろう。

(次稿に続く)

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