【10月30日 AFP】フランス・ロワール(Loire)川のほとりに立つ12世紀の城を所有するグザビエ・ルルベさんは、今冬の暖房代が一体幾らになるのだろうかと恐れている。

 フランスでは、ロシアのウクライナ侵攻の影響で天然ガス価格が高騰。昨年に比べ光熱費も大幅に上がると予想されている。

特にロワール川沿いに点在する歴史的建造物の所有者や管理者にとって、これが頭痛の種となっている。

 ルルベさんは毎冬、ムンシュルロワール(Meung-sur-Loire)城の暖房、電気、ガス代に1万5000~2万ユーロ(約220万~300万円)を支払う。だが、今年は5倍から10倍になる見通しだ。「とてもではないがそんな額の光熱費は支払えない」

窓などの修繕費の予算を回すしかないと話す。

AFP

https://www.afpbb.com/articles/-/3430811