「我々は不況に向かっている。白紙小切手を切ることはない」

 野党・共和党下院トップのケビン・マッカーシー院内総務は今月18日、ウクライナ支援を巡ってこう述べた。支援の見直し要求とも取れる内容だ。

 ウクライナ支援は、マッカーシー氏を含む超党派の賛成を得て進められてきた。だが、下院選で共和党が過半数を取れば、マッカーシー氏は議長就任が見込まれており、議案審議に強い影響力を持つことになる。それだけに、波紋が広がった。

 バイデン大統領は20日、「外交を全く理解していない。支援をやめれば深刻な結果を招く」とマッカーシー氏を批判した。

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まず、ウクライナに対する支援はどうなるか。

結論から言えば、支援規模は見直される可能性が高い。次の下院議長就任が有望視されている共和党のケビン・マッカーシー議員は10月18日、ネットメディアのインタビューで「米国は景気後退の最中にある。ウクライナは重要だ。だが、その支援だけをしていればいいわけではない。白紙の小切手はありえない」と語った。

https://gendai.media/articles/-/102083