ポーランドを襲った「ロシア製」ミサイルはウクライナ軍が発射したとの報道について、米国はコメントを控えている。

米国国家安全保障会議の報道官は、ポーランド東部に刺さり2人が死亡した「ロシア製ミサイル」は、ロシアの攻撃を阻止しようとしたウクライナ軍が発射したとの報道についてコメントを控えています。

"我々はノーコメントであり、この報道を確認することはない。大統領が今日述べたように、我々は何が起こったのかを正確に把握するためにポーランドが進めている調査を支持している」と報道官は述べた。
報道はどうだったのか?水曜日、AP通信は、3人の米国当局者が、ミサイルはウクライナ軍がロシアの攻撃を阻止するために発射したことを示唆する予備的な評価をしていると報じた。AP通信によると、当局者は公の場で議論する権限がないため、匿名を条件に話したという。

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領補佐官は2日、CNNの取材に対し、AP通信の報道を明確に否定することはなかった。CNNは、AP通信についてNATOに問い合わせたが、まだ返答はない。

爆発ミサイルは、火曜日の午後、ウクライナ国境から西に約4マイル(6.4キロ)のところにあるポーランドの田舎町プルシュトフ村の外に着弾した。これは、ロシアが1カ月以上にわたってウクライナの都市に最大のミサイル攻撃を開始したのとほぼ同時刻だった。

ポーランド外務省は「ロシア製」と説明しているが、約9カ月に及ぶ紛争でNATO加盟国が直接攻撃を受けた初めてのケースとなるこの事件の正確な状況は依然として不明である。

ロシア軍とウクライナ軍は紛争中、ロシア製の軍需品を使用しており、ウクライナは防空システムの一部としてロシア製のミサイルを配備している。これらの旧世代兵器は、ロシアとウクライナがともにソビエト連邦の一部であった時代にさかのぼるものである。


https://edition.cnn.com/europe/live-news/russia-ukraine-war-news-11-16-22/h_cc15fa79ad81a874c1a246dd2186a676