ロシアが核攻撃に踏み切った場合アメリカはどのように報復するか
米政権内で行われた机上演習は下記の通り

(1)オバマ政権の結論
2016年、米国の国家安全保障会議(NSC)が開かれた。
2014年のクリミア編入後、ウクライナ東部ドンバス地域への介入を続けるロシアが隣接するバルト3国
(リトアニア、ラトビア、エストニア)の一つに侵攻した場合に、米国はどう対応するかについてだった。

会合の参加者は、国防総省、情報機関を含む政府各省庁の次官級代表である。
▪シナリオ
通常戦力で勝るNATOがロシア軍の侵攻を食い止め、優位に戦いを進める。
ロシアは限定された規模の核攻撃を行い、敵に戦闘停止を強要する「エスカレーション抑止」に基づき
NATO軍、ないしはドイツの軍事基地に対して「低出力」の戦術核兵器を使用する。

●米国の報復
NATO制服組トップ欧州連合軍のブリードラブ最高司令官の方針として
「最初の対応」は核による報復ではなく、通常戦力による。
とされ