「非効率すぎる」自衛隊の仕事。余計な作業のせいで睡眠を取る時間もない実態(週刊SPA!)
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自衛隊の離職率は極めて高い。
研修終了後10年以内に50%程度が辞め、定年退職まで残るのは、同期のうち4割程度ともいわれている。
私たち国民を守ってくれるはずの組織が、なぜそんな状況になってしまうのだろうか。

「ペイパー・シールズ」と揶揄される非効率すぎる紙文化

デジタル化が進み、紙でのやり取りを廃止する企業も増えてきたが、自衛隊では、いまだ紙文化が深く根づいているという。

元海上自衛隊幹部で20代の天田さん(仮名・男性)が当時の経験を語る。
「とある300ページぐらいの分厚い資料があって、それを乗員約180人分印刷して配布することがあったんです。
そもそもこの時点で、5万ページ以上の紙とインクが使われているわけですが、皆それを読まないで処分しちゃうんですよ。
あくまで“紙で資料を作る”ことに意味を見いだしている。
米軍からは、向こうの海軍特殊部隊が『ネイビー・シールズ』と言われていることから、『ペーパー・シールズ』と揶揄されています」