ロシアはただ武力だけで世界から尊敬されていた大帝国であった。それが連戦連敗、奉天でも大敗走におわったものだから、いよいよ隣接小国までがロシアを侮り始めた――(セルゲイ・ウィッテ著『ウイッテ伯回想記』
なにからなにまで同じパターンで今のロシアも「崩壊」へ向っている。

ウイッテによれば、ロシアが破滅するときには、ロシアの朝野に「オカルト」言説が満ちるという。それが兆候であるそうだ。