昨日のF-Xニュース
新情報は共通機体を推す者がいること、レオナルドUKの他にエンジンでアヴィオとも協議するというあたりか。

英伊のような国と組んで日本側にも彼らにもメリットがあるシナリオを考える必要があるわけだがどういうのがあるかな。
・共同試験/検証で人員確保・期間短縮
・共通試験機で試作コスト低減
・輸出を前提に各国の航空認証制度に対応出来る業務体制の構築
・英伊のような国のコンポーネントを組み込む場合の互換性の確保
・国際的な戦闘機システムのサプライチェーンへの参画
あたりか

日本側としては各国の都合でサプライチェーンに不都合があってはたまらないから独立できるようにするだろう。
だから、エンジン、アビオニクス、機体構造のようなキーコンポーネントは開発生産ともに自前でやる。
……という前提で考えると必然的に「共通機体」といってもほぼ日本機になるわけで彼らのメリットがよくわからなくなる。
各国別々の機体を作るんじゃ試作コスト圧縮できんし。
(開発費は試作コストで発生する。タイフーンの開発費高騰は試作機が多いから)

彼らにとってもF-35のようなアメリカ機では国内に仕事が落ちないからこその新型機企画ではないのか。
日本にとっても同じことだ。
日本側は既に開発のための施設やテストベッドを作っている段階だから、主導権をわざわざ手放してやる理由もない。

基本的に国際共同はゼロサムゲームだから落とし所が難しい。