フランスとスペインは、欧州委員会が提案した天然ガス卸売価格の上限設定について、あまりに高く設定されているため、批評家たちはそれが実際に使用されるかどうか疑問視している、と非難した。

Agence France-Presseが伝えている。

EUは、モスクワのウクライナ戦争と供給削減によって引き起こされたエネルギー価格の高騰に対処するため、火曜日、ガスの「安全上限」を1メガワット時あたり275ユーロとすることを発表した。

しかし、EUのガス価格が2週間連続でこの上限を超えた場合のみ、この上限が適用されることになっている。

また、液化天然ガス(世界中に出荷できる輸送しやすいガス形態)のTTF価格が、同じ2週間の間に10日間58ユーロを超えた場合にも上限が設定された。

TTFのガス価格が275ユーロの上限を超えたのは、今年8月22日から29日の間だけだった。

火曜日の取引では約120ユーロで推移していた。

スペインのテレサ・リベラ経済移行相は、委員会の提案を「ジョーク」と呼び、より急な値上げを引き起こし、数十年にわたる高いインフレを抑える努力を妨げるだろうと述べた。

フランスのエネルギー転換省は、「市場の現実に対応していない」「不十分な」計画だと批判した。

「委員会は、政治的な大見得を切るような、あるいは何の効果もないような文章ではなく、運用可能な文章を提案しなければならない」と述べている。

https://www.theguardian.com/world/live/2022/nov/23/russia-ukraine-war-live