ことし1月から9月までに生まれた子どもの数は、速報値で59万9000人余りと、
前の年よりおよそ3万人減少したことが厚生労働省のまとめで分かりました。

去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万人余りで、
今のペースのまま推移すれば、ことしは国の統計開始以来、初めて80万人を下回る可能性があります。

厚生労働省によりますと、ことし1月から9月までに国内で生まれた子どもの数は
外国人も含めた速報値で59万9636人でした。

去年の同じ時期と比べて3万933人、率にして4.9%減少していて、
月別では2月から8か月連続で前の年を下回っています。

去年1年間の日本人の子どもの出生数は81万1622人で、
12月までの残りの3か月間も今のペースのまま推移すれば、
ことしは国が統計を取り始めた1899年以降で初めて80万人を下回る可能性があります。

大手シンクタンクの日本総合研究所が11月上旬に公表した推計では、
ことしの出生数はおよそ77万人で、80万人を下回る見通しとなっています。

実際に80万人を下回れば、国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した予測よりも
8年早く少子化が想定を上回るペースで進んでいることになり

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221126/k10013903861000.html