>>862
「この問題にはこいつら(現指導陣)じゃダメだ」となったら、即座に別の派閥が取って代わって事態を何とかする事でどうにか国家は存続していくのに、
独裁政権はそれがすんなりできないからなぁ。政権交代にも莫大なエネルギーが要るし、最悪内戦の危険が伴う

「一つの課題をうまく解決できたからと言って、別の課題でもうまくやるとは限らない。人間には得手不得手がある。
 指導者も国家レベルで見れば部品の一つに過ぎない。必要に応じて換装すればいい」

これがある意味民主主義の思考回路だと言えようが、独裁制はなんというか、現代風に偽装した王国みたいなもんだから、カリスマ指導者なくして国家システムは成り立たないのだ
民主主義だと「人間は平等だ。指導者と言えど用済みになればお役御免よ」となるが、
独裁制だと「人間は平等? だったらなんで同じ人間のお偉いさんたちに従わなきゃいけないんだ?」となって秩序そのものが崩壊してしまう
だから独裁政権のほうもカリスマ性を捨てられないし、力で押さえつけるしかなくなるのだ