ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-november-29
11月29日、ロシア軍はBakhmut周辺をわずかに前進したが、ロシア軍が主張するような
テンポで前進したとは考えにくい。ジオロケーション映像によると、ロシア軍はバフムートの南東にわずかに前進したが、
ISWは11月27日以降にバフムート周辺で得られたとされる他のほとんどの成果を確認できないままである。
一部のロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍がT0513高速道路に沿ってバフムートの南のウクライナ防衛線を突破し、
バフムートへの残りの2本の主要なウクライナ地上連絡線(GLOC)の1つを切断するチャシブヤルに向けて前進したと
根拠のない主張をしているが、ISWが以前に評価したように、そのような主張はロシアの継続した情報活動の一環と考えられ、
時期尚早であると思われる。[ISWは、バフムート周辺の劣化したロシア軍は、
バフムートを急速に差し迫った包囲の脅威にさらす可能性は低いと評価し続けている。

重要点
ロシア軍は 11 月 29 日、バフムート周辺にわずかな前進を見せたが、
ロシア情報筋が主張するようなテンポで進軍したとは考えにくい。

英国国防省(MoD)は、ロシア軍が過去 3 ヶ月に大隊戦術グループ(BTG)の配備を中止し
た可能性が高いと報告し、ISW の事前の評価を支持した。
ロシア軍は、ウクライナ軍がスヴァトヴとクレミンナ周辺での反攻作戦を続ける中、
スヴァトヴ周辺での防御を続けた。
ロシア軍は Kreminna の西側で、失われた陣地を回復するため、
限定的な地上攻撃を継続した。
ロシア軍は、SiverskとAvdiivka付近、およびドネツク州西部で地上攻撃を実施した。

ウクライナ軍はウクライナ南部のロシア軍集中地区を攻撃し続け、
ロシア軍はケルソン州東部の守備位置の強化を継続した。

ロシア軍は、第2次動員の可能性を示唆する公式行動の中で、
旧式の装備と国内の人員不足に苦戦を強いられている。

独立機関による調査では、ロシアがケルソン州西岸からの撤退後、占領下の
ウクライナの流刑地から数千人のウクライナ人捕虜をロシアに移送した可能性があることが判明した。