【和訳】ISW ウクライナ戦況評価 “要点” 2030 ET 06.12.2022
https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1600356820177940480
・動員第二波の噂がロシア国内での流れていることに対して、クレムリンは直接的な
反応を示しており、増大する社会不安を管理し、戦争関係の情報発信を政府及び
政府側メディアに再度集中させる目的のあからさまな取り組みを進めた。
しかし、ロシアが依然として動員第二波の実施を考えていることを示す複数の兆候が存在する。

・ロシア側民兵の元司令官であり、ロシア軍事ブロガーの情報コミュニティ内での批判的発言が
目立つ有名人物であるイーゴリ・ギルキンが、2カ月あまりのウクライナでの活動を終え、
テレグラムに復帰した。ギルキンはテレグラム復帰を利用して、自らが実際に体験した
ウクライナ最前線の状況を極めて批判的に説明した。

・ここ最近、ウクライナ軍がハルキウ州北東部で領土奪還を進めた可能性は高い。
また、ロシア軍は限定的な攻撃を行う一方で、ウクライナ軍反攻作戦に対する防衛を行った。
注:
スヴァトヴェ北東約50km圏のTavylzankha、Bohdanivske、Lyman Pershyiが
ロシア軍によって砲撃されたとウクライナ軍は伝えた。このことから、これらの集落周辺まで
ウクライナ軍が進撃していると考えられる。

・ロシア軍はバフムート周辺とアウジーウカ周辺での地上攻撃を継続した。
ロシア側情報筋の主張によると、ロシア軍はバフムート周辺でわずかに占領地を広げた。
しかし、ロシア軍によるバフムート包囲の意図は実を結んでいない。

・ケルチ海峡大橋のスパン修理ののち、この橋が安全で傷ついていないことを
ロシア国民に納得させる意図の情報工作を、ロシア当局が実施している可能性は高い。
*注:
5日、ロシア・メディアは、プーチン露大統領が自らの運転で
ケルチ海峡大橋を走行する動画を流布した。

・ロシアがザポリージャ原子力発電所(ZNPP)から撤退する、もしくはZNPPの管理をロシア以外の
国・期間に引き渡すという噂を、12月5日、ロシア外務省マリア・ザハロワ報道官は否定した。

・ロシア占領当局は、占領地域の治安措置強化を続けた。
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