その瞬間だった。イデが発動したのは……」
「そう。フェミ豚自爆と防衛費爆増の対面こそ、イデが与えた最後のチャンスだったのだ。それを人々はお互いに拒否した。そのためにイデは、その無限力を開放していったのだ。その力が新たに生まれつつある主砲の赤ちゃんがきっかけになっていたことは事実である。そして、地球もですがの人々も因果地平……すなわち宇宙の果てへ四散したのかもしれなかった」