量子コンピュータの話
ある視点だと古典コンピューターが量子的な機能を制限された量子コンピュータの実装という見方も可能かもしれない。
量子的性質を使う計算ができないから、量子的性質を使えば高速化できるアルゴリズムを使えない。
それ以外の機能は同じ。

こう整理してみると、むしろ問題は量子アルゴリズムに特に有用な物がないことなんだよな。
明らかに古典と比べると新たな命令群を利用できるけど、それを使って意味のある計算が素因数分解を(十分な規模の量子コンピュータ(今の数万倍くらいの規模感だと思う)高速に解ける程度しか発見されてない。
しかも素因数分解が高速に解けるようになっても暗号化アルゴリズムの方が進化してるから別に暗号が無効化されるわけではない。