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内閣が防衛に関するまとめた内容
今後5年以内に国土防衛戦を避けることは不可能と想定してそう

本日、閣議決定された防衛三文書の内容にざっと目を通してみましたが、反撃能力以外にも注目すべき記述が多く、前回の記述に比べて具体性も増していると思いました。個人的に気づいた点を簡単にメモしておきます。1/

「国家安全保障戦略」の状況判断ですが「武力の行使の一般的禁止という国際社会の大原則」が国連安保理の常任理事国によって破られたことを深刻に受け止めており、「国際関係において地政学的競争が激化している」と判断しています。興味深いのは、ロシアのウクライナ侵略と同様の深刻な事態が
2/

「将来、インド太平洋地域、とりわけ東アジアにおいて発生する可能性は排除されない」と記述していることで、これは明らかに中国の台頭によるパワーバランスの変化を念頭に置いた記述です。同時に、日本が現状に対応する上で活用可能な人的基盤と財政余力が制限されていることも認めています。3/

今後の中国の意図ですが、「中華民族の偉大な復興」を国家目標とし、21世紀半ばまでに「社会主義現代化強国」を全面的に完成させようとしていることを踏まえ、核戦力を含む軍事力の増強を進めていること、ロシアとの戦略的連携を強化し、「国際秩序への挑戦を試みている」ことが記述されています。4/

また、中国の意図が日本の安全を脅かす危険に関しては「我が国の平和と安全及び国際社会の平和と安定を確保し、法の支配に基づく国際秩序を強化する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦」とかなり踏み込んだ記述をしています。ここまで記述していたのは個人的に意外でした。5/
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