独、新型戦闘車両に不具合 NATO演習、旧式で参加へ
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ドイツ政府報道官は19日、年明けから北大西洋条約機構(NATO)の演習に参加する予定だったドイツ軍の最新鋭のプーマ装甲歩兵戦闘車(IFV)に不具合が起きたため、一世代前の旧式車両で代替させると明らかにした。ロシアの軍事的な脅威にさらされる中、長年軍備拡張に消極的だったドイツの即応能力に疑問符が付いた形だ。

ランブレヒト国防相が声明を出し「今回の失敗は痛恨の極みだ」と謝罪した。ドイツメディアによると、NATO演習に向けた射撃訓練中に、独企業などが手掛けた新型18両の全てが故障した。部品の摩耗や電子機器のトラブルなどが原因で、すぐに現場に復帰させることが難しいという。
 ドイツ軍は代わりに、性能の劣る「時代遅れ」(製造メーカー)のIFVでNATOの演習に参加する。予定されていた新型の追加購入についても保留することになった。