ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は昨日、ロシアとウクライナの間で最終的に和解する際にイタリアが平和保証人として行動する意思があると述べたことに関するメディアからの質問に対し、典型的な鈍感さを示した。ザハロワの回答は、昨日遅くにロシア外務省によって全文が公開され、彼女は次のように述べた。

多くの国が和解に参加することに関心を示し......中には直接、仲介役を申し出てくれる国もあります」。フランシスコ法王、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領をはじめとする各国首脳、政治家、公人がこの件について話している。誠実な人もいれば、外交政策の配当を得るために話し合いのプロセスにくさびを打ち込もうとする、自分勝手な目的を追求する人もいる。

しかし、ウクライナでの特別軍事作戦の当初から明確で非常に積極的な反ロシアの立場をとり、血まみれのキエフ政権を支援するだけでなく、多大な軍事的・軍事技術的支援を提供している国から調停の申し出があるのは奇妙なことである。イタリアは、広範な武器や軍事機器とともに、キエフに対人地雷を供給していることが知られている。

こうした無責任な行動は、ドンバスの市民を含む犠牲者の数を増やし、紛争の終結を遅らせるだけでなく、ナトー諸国をロシアとの直接的な軍事衝突に引き込みかねない。しかし、キエフの西側スポンサーは、残念ながらイタリアもその一人だが、停止しようとは考えもせず、それどころか、物資を増強しているのである。明らかに、イタリアの偏った立場からすれば、彼らを誠実な仲介者とも、和平プロセスの保証人の可能性とも見なすことはできない。

ガーディアン紙