【和訳】ISW ウクライナ戦況評価 “要点” 2000 ET 05.01.2022
https://twitter.com/GdPanzergraf/status/1611241199574319106
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ロシア正教会のクリスマス行事の伝統に沿って、
ロシア軍が36時間の休戦に入ることを発表したが、これはウクライナの評判を落とすことを
意図した情報工作である可能性が高い。
両軍が休戦に合意して実行するには時間がかかるにも関わらず、プーチンは突然に休戦を発表した。
このような状況でウクライナ側は(その意思があっても)休戦に応じられない。
プーチンは、ウクライナの停戦交渉意志の無さを描き出そうとした可能性がある。

プーチンが休戦を宗教的理由に基づいて設定したことは、もう一つのロシアによる情報工作を強化している。
その情報工作とは、ウクライナを宗教集団を抑圧する国として偽って描き出し、
プーチンをキリスト教信仰の真の守護者と位置付ける趣旨のものである。

以前からロシアは、ウクライナがロシア正教会(及びロシア寄りのウクライナ正教会)を抑圧しているという
誤った主張をしてきた。ロシアは、ウクライナが休戦に応じないことを、そのような根拠のない
言説の裏付けにすることができる。

プーチンはウクライナにおける基本的な戦争目標を変更しておらず、それは最も大きな要求のままである。

ワグネルの資金提供者エフゲニー・プリゴジンは、ウクライナにおけるワグネル・グループの任務に志願した
受刑者に恩赦が与えられたと発表した。この発表をした意図は、プリゴジンの影響力・政治的権力の増大、
ワグネル・グループによる囚人からの募兵の促進、ワグネル・グループで任務に就いている犯罪者への
安心感の付与にあると思われる。

ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナ戦線での失地回復を意図した限定的反撃を繰り返した。
また、同軍はウクライナ軍がこの地域で反攻作戦を続けていると主張した。

ロシア軍がバフムート周辺とドネツィク市西方での攻勢作戦を続けるなか、ウクライナ軍の反撃が成功した模様だ。
4日のウクライナ国家国境庁の報告によると、ウクライナ軍はバフムートで戦術規模の反撃を実行し、
300m進撃したうえでロシア軍を撤退させたとのこと(場所の詳細は不明)。
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