ソレダルの戦況、「危機的」とウクライナ軍兵士 死者数把握できず
https://www.cnn.co.jp/world/35198421.html

(CNN) ウクライナ東部の町ソレダルで戦う同国の兵士1人は11日までにCNNの取材に答え、戦況について「危機的」とした上で、
死者があまりに多く「誰も人数を数えていない」のが実情だと明かした。

この兵士が所属する第46独立空中強襲旅団は、ウクライナ軍の先頭に立ってソレダルを防衛。

「戦況は危機的。困難だ。我が軍は最後まで持ちこたえる」と、兵士は語った。

「死傷者が何人いるのか、誰にも答えられない。誰も確信を持てないからだ。誰一人として」「司令部にもどこにも、把握している人間はいない。
陣地は常に取られ、また取り返される。今日我が軍のものだった建物が、翌日にはワグネルの手に落ちる」

「ソレダルでは、誰も死者を数えていない」と、兵士は付け加えた。

また10日夜の時点で、町のどれほどがロシア軍に占領されているかは不明だという。両軍の具体的な位置や移動について
確実に把握している者はおらず、どちらが抑えているのか曖昧(あいまい)な地域が広範囲に存在するとした上で、
そうした地域ではどちらが奪取を主張しても「中身のない宣伝に過ぎない」とこの兵士は指摘する。