>>509
A380は機体重量を軽減するために色々考えました。
A380は各座席にはAC220Vの電源が取り付けられるように、大量の電力線が配線されてます。
そこで考えました、銅線をやめてアルミ線にすればいいじゃん!ナイスな発想です
銅とアルミの比重は、8.9:2.7。おおざっぱに言えば、銅:アルミ=3:1です。アルミにすれば重さは1/3!!

しかし相手は微少電力ではなく電力線です、電気伝導度を考えなくてはいけません。
アルミの電気伝導度は銅の半分しかありませんので、
同じ電流を流すには断面積を2倍にしなければいけません。
断面積を2倍にすると、質量も2倍になりますので、比重のアドバンテージがほぼ相殺されます。

しかも銅に比べてアルミは曲げにくく断線しやすく、
しかも断面積が倍になって太いのでますます曲げにくいのです。