ISWのバフムート防衛に関するスレッド
一部抜粋全文はリンク先参照
https://mobile.twitter.com/GdPanzergraf/status/1617044970602659841
匿名の米政府高官が1月20日、ウクライナはバフムート防衛に固執せずに、
攻勢準備に集中すべきだという趣旨の発言をしました。
この発言に関してISW(戦争研究所)が反論していますので、
その箇所を以下で和訳します。

2022年の初夏、ロシア軍はシェヴェロドネツィクとリシチャンシクに
設けられたウクライナ軍の効果的な防御網をすり潰そうとして数カ月間費やし、
ウクライナ軍がこの地区から秩序を保って撤退したのちになって、
リシチャンシクは占領できた。

だが、リシチャンシク占領とルハンシク州の州境までの占領は、
ロシア軍にとって作戦上無意味であることがすぐに判明した。
この地区のウクライナ軍の防衛がもたらした最終的な結果は、
ルハンシク州でのロシア軍攻勢が攻勢限界へと追い込まれたことであり、

そのことは2022年夏秋のロシア軍ドンバス攻勢全体の停滞という結果を導くことになった。
ウクライナのバフムート防衛も、同様の結果をもたらすことになる可能性が高い。
つまり、ロシア軍は2022年5月以降、この地域に人員と装備を投入し続けている一方で、

ここを防衛するウクライナ軍に深刻な脅威を与えるほどの作戦レベルの大進撃を、
依然として成功させることができていない。ロシア軍のバフムート攻勢は
その限界に達しつつある可能性があるとISWは再度評価しており、その評価内容は以前と変わりない。

一方でまた、ウクライナ軍はロシア軍の兵力と装備、そして全体的な作戦重点をバフムートに
うまく引き付けており、その結果、ウクライナ戦域の他の箇所でロシア軍が
攻勢を試みる能力を妨げている。このようにISWは今まで同様、評価している。

なお、西側諸国は、ウクライナが大規模反攻作戦を実行するのに必要な兵器システムや
補給物資を逐次的に与える、もしくはそれらの供与を控えることによって、
ロシア軍をバフムートに釘付けにしていることから生じる利点を、ウクライナが活かせないようにしている。
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