米国艦隊総軍司令官のダリル・コードル大将は先週、
米国の国防産業は「我々が必要とする軍需品を納品できていない」と述べ、業務拡大を求めた。

ワシントンで行われたシンポジウムでコードル大将は、
「勝利のためには極めて重要だ。私も軍需品なしでは手も足も出ない」と述べ、
米国は「これから相手にするのは、いまだかつて見たことのないような対戦国であり、仮想敵国なのだ」と続けた。

コードル大将の上官に当たるマイク・ギルデイ海軍作戦部長も先週行われたオンラインフォーラムで、
太平洋での紛争で米国が直面するであろう数の問題を指摘した。

「米国海軍は、ミサイルの数でPLANに太刀打ちすることができないだろう」
とギルデイ大将は発言した。

米海軍がミサイルや艦隊の数で中国と肩を並べることができないのであれば、
果たしてどこに優位性を見出せるだろうかとタングレディ氏は首をかしげる。

「そうした戦闘の際、数の優位性がない状態で、自分たちが技術面での優位性をどこまであてにできるのか、
米国の指導者は自問するべきだ」(タングレディ氏)

「私はなにも、数は劣れど技術的に優れた艦隊が、多勢の艦隊を打ち負かすのは到底無理だと言っているわけではない。
ただ――過去1200年間で3件を例外とすれば――成功例はひとつもないと言っているのだ」