➡ 保存状態の良いロケットの破片を分解し、得られた画像を調べたところ、アメリカとウクライナの専門家は、新型のKh-101には「トラップ」L-504 862-4-22を放出するためのシステムがあると結論づけた。

さらに、このミサイルには「Otblesk-U」衛星からの衛星画像に基づく光学的軌道修正システムが搭載されていた。

トラップ射出システムの動作原理やその構成は定かではない。

ミサイルが発射前に定義された防空が飽和している地域に入ったときに作動するか、レーダーによる放射線警告システムが搭載され、脅威の瞬間に作動するかのどちらかと推測される。

また、トラップの構成については、2つのバージョンがあると考えられている。

- 赤外線誘導ミサイル用サーマル

- レーダー誘導のミサイル用ダイポールリフレクター

いずれにせよ、X-101に同様の装備構成で改造が施されたことはこれまで注目されておらず、その出現は、防空網の突破の際に巡航ミサイルの生存率を高めるための作業が進行していることを示すものである。

ミリンフォライブ
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