ロシア、運用可能な戦車の半数を喪失か 調査団体
https://www.cnn.co.jp/world/35199872.html?ref=rss

オープンソースのインテリジェンスサイト「オリックス」は昨年2月24日の侵攻開始以来、
ウクライナでの軍装備品の損失に関する視覚的証拠を集めてきた。

オリックスは今週、ロシアの戦車1000両が戦争で失われたことを確認したと公表。
これ以外に544両がウクライナ軍に奪取され、79両が損傷、65両が放棄されたと明らかにした。

オリックスのブログに寄稿する軍事専門家、ヤクブ・ヤノフスキ氏によると、オリックスが視覚的に
確認できなかった損失は集計に含まれていない。ヤノフスキ氏の推計では、実際の損失は2000両近くに
上る可能性があるという。

「ロシアが戦争を始めたとき、運用可能な戦車の数は3000両ほどだった。このため、ロシアは
使用可能な戦車の半数を失った可能性が高い」(ヤノフスキ氏)

ロシアのウクライナ侵攻では戦車に大きな焦点が当たっている。ロシア、ウクライナの双方にとって、
戦場での領土奪取には戦車が鍵になるとみられている。

オリックスの数字によると、戦車戦ではウクライナに軍配が上がる。オリックスの集計では、
ウクライナがロシアから奪取した戦車は500両を超え、失った459両を補って余りある。