ゲラシモフ氏を驚かせた日本戦車、ウクライナが与える自衛隊への教訓 (朝日 2/13)

ロシアがウクライナに侵攻して24日で1年になる。 日本の自衛隊関係者も連日、この戦いの様子を注視している。
ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が6年前、陸上自衛隊の戦車射撃を視察し、驚嘆したこともあった。
ウクライナを巡る戦いは、自衛隊にどのような教訓を投げかけているのか。

ゲラシモフ氏は2017年12月、河野克俊統合幕僚長(当時)との防衛交流で来日した。
ゲラシモフ氏は戦車職種出身だったため、日本の戦車射撃の視察を希望した。
東富士演習場で90式と10式の両戦車、16式機動戦闘車の射撃を視察した。

自衛隊関係者によれば、ゲラシモフ氏は最初、「こんなに軽い日本の戦車が120ミリ砲を搭載できるのか」と言っていたが、
90式や10式の正確な射撃をみて驚いていた。 戦車の速度や弾薬の種類、国産かどうかなどを熱心に質問していたという。
同時に、最後に「我々にも素晴らしい戦車がある」と自信たっぷりに語ってもいた。
ロシア軍の最新鋭主力戦車T14が念頭にあったようだ。

ロシアはウクライナにT72やT90などの戦車を投入。 英米独など西側諸国も1月、主力戦車をウクライナに提供することを決めた。
こうした戦車と自衛隊の保有する戦車の違いはどこにあるのか。

・陸自の戦車とドイツ軍戦車との違いは
 自衛隊の元幹部は「性能その…(以下有料記事)
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当時ゲラシモフ参謀総長を富士演習場に案内した陸自幹部らも、この時点ではロシア軍がウクライナに全面侵略戦争を
吹っ掛けるとは思わなかっただろうな。

それはさておき、当時のゲラシモフも2020年代には最新型のT-14が1000両単位で量産されるのだから、陸自の小規模な
戦車隊などさしたる脅威には感じていなかったでしょうが、6年後のウクライナでロシアの戦車がここまで磨り潰されて
T-14の量産も行き詰まってしまうとは欠片も思っていなかったでしょう。