>>401
ここで拒否権を行使して国連軍結成を阻止する事自体は簡単だったけど、それをやっても米国は影響力の強い
国々と共に独自に朝鮮半島に介入するのは明らかだったし、それを阻止する力はロシアにはありません。

それにここで拒否権を行使してしまうと、結成間もない国連は早々に形骸化してしまい、最悪の場合米国が
今の国連に見切りをつけて親米国家だけで独自の新国連をでっち上げてしまう可能性すらありました。

そうなってはせっかく国連で得た常任理事国の特権的地位も有名無実化して、対米外交での大きな武器を
失ってしまうので、国連軍結成という大きな代償を支払ってまでも、国連と常任理事国の地位を存続させる事を
スターリンは選択した・・・ なんて言われていますね。

無論他にも色々理由はあるでしょうが。