ハーバードビジネススクールの授業で日本や日本企業の事例を学んだこともまた、日本へ行きたいという思いを強めるきっかけとなりました。
中でも記憶に残っているのが「日本は日の沈む国なのか」というテーマで、日本の経済成長について議論した必修授業です。



研修旅行では、広島、京都、熱海、東京を訪問しましたが、
日本人学生が素晴らしい旅程を組んでくれたおかげで、どの都市でも忘れられない体験をすることができました。

その中でも特に衝撃を受けたのが広島平和記念資料館です。
ハーバードビジネススクールではリーダーの決断がどれほど世界の人々に大きな影響を及ぼすかについて学びますが、
アメリカの政治的リーダーの決断がこれほどの惨劇をもたらしたのかと思うと、リーダーが負う責任の重さを痛感せざるを得ませんでした。

その被害の大きさが私の想像をはるかに超えるものだったからです。

広島平和記念資料館では被爆者の遺品や写真などを見学するとともに、
被爆者の女性に直接、講話を聞く機会がありました。

彼女が「私が皆さんのような若い方々に被爆体験を語り続けているのは、
皆さんが将来、責任ある地位に就いたとき、
皆さんの決断によって大きな影響を受ける人々がいることを忘れないでほしいからです」と言っていたのが印象的でした。

この言葉は今回の旅行で最も記憶に残る言葉になりました。

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