アイエ!?

コカインが建材に 押収量急増で新処理法―エクアドル
2023年02月19日07時09分
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2023021800360&
【キト・ロイター時事】
エクアドルは欧米へ密輸される麻薬の中継地。ラソ政権による取り締まり強化の結果、
2021年の押収量は前年の約2倍の210トン以上で、22年はわずかに減少したものの
高水準が続いている。その大部分はコカインで、国内に27カ所ある警察署の倉庫はあふれ、
処分用の焼却炉の処理能力も超えているという。
プロジェクトでは、首都キト郊外の廃棄物処分場に持ち込まれたコカインの塊を
ガラスなど他の廃棄物とともに砕いて粉状にし、セメントや砂、水と混ぜてコンクリートを形成。
深さ15メートルの穴に運び込まれ、穴が埋まった段階で処分場の倉庫の床として使う。
処分場は「安全上の理由」で特定されていない。
国連によれば、この方法ならコカインが地中に漏れ出したり、回収されたりする危険はない。
麻薬対策当局高官は、コカイン1トンの焼却に
約12時間を要するのに対し、3時間足らずで処理できると説明する。
これまでに、21~22年に押収したコカインなど約350トンがセメントと混ぜて使われた。
同高官は、ロイター通信に「より安く、より短時間で処理できるし、環境にも影響がないやり方だ」と強調している。