「弾薬供給を拒否」 ワグネルトップがロシア軍批判 対立激化か
https://www.sankei.com/article/20230221-JZAZO7CAFVIJDLM33Q5YEULTRE/

ウクライナ侵略を続けるロシア軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」
トップのプリゴジン氏は20日、露軍上層部がワグネルに弾薬の供給を渋って
いると非難する声明を交流サイト(SNS)上で発表した。

ワグネルと露軍の間では軍事作戦での主導権を巡る確執が生じているとの観測が強く、
プリゴジン氏の声明は両者の対立の激化を改めて示唆した。

プリゴジン氏は声明で、露国内には弾薬があるにもかかわらず、ワグネルの
弾薬不足が解消されていないと指摘。露軍のスロビキン副司令官が総司令官を
務めていた時期には弾薬供給に問題はなかったとも述べた。

1月にスロビキン氏に代わって総司令官に任命されたゲラシモフ参謀総長や
人事を発令したショイグ国防相を暗に批判した形だ。