去年のデータがようやく日本で流れてるんだろうが、最新だと資源でも赤字なんや…

ロシア財務省が2月6日に発表した1月の財政収支(速報値)は、赤字額が1兆7,600億ルーブル(約250億ドル)に拡大した。歳入は前年同月比35%減の1兆3,560億ルーブルだった。これは、財政収入の4割を占める石油・ガス収入が同46%減と大きく減少したことによる。財務省は、原油価格の低下と天然ガスの輸出減が影響したと説明している。

他方で、1月の歳出は約3.1兆ルーブルと、同+59%の急増となった。ウクライナ侵攻に伴う戦費拡大がその主因である可能性が高い。歳出額が歳入額を大きく上回った結果、1月の財政赤字は1兆7,600億ルーブルと巨額となった。財政赤字は2か月連続である。さらに1月単月の赤字額は、2022年の年間財政赤字額である約3.3兆ルーブルの5割以上に達した。さらに、2023年の年間財政赤字額見通しの約6割に達したのである。