ISW論評
https://www.understandingwar.org/backgrounder/russian-offensive-campaign-assessment-february-21-2023
2月21日に行われたプーチン大統領のロシア連邦議会での演説では、
ウクライナ戦争の具体的な目標や意図は語られず、代わりに、プーチンが
戦争を長引かせるための空間と時間を稼ぐために、いくつかの長年の
レトリックラインを強化するものであった。

プーチンは、ロシアの戦略兵器削減条約(START)参加停止を発表し、
他の演説の比較的定型的な内容よりも注目を浴びた。

バイデン米大統領は2月21日、ポーランド・ワルシャワで演説し、キエフ訪問後、
米国とNATOのウクライナ支援を再確認した。

多くのロシア人ミルブロガーは、プーチンがこの演説で新たな戦争目的を提唱することも、
戦争を支援する新たな方策を示すことも、ロシア当局の多くの軍事的失敗の
責任を問うこともしなかったと非難した。

国際ジャーナリストは、2030年までに連邦国家を通じてロシアのベラルーシに
対する宗主権を回復するという、クレムリンの2021年機密戦略文書を入手したと報じられている。

ロシア安全保障会議のニコライ・パトルシェフ書記と中国共産党中央委員会
中央外交委員会事務局の王毅主任は2月21日、モスクワで中ロ協力の深化について会談を行った。